家庭人学

原理原則を実践するからこそ、強くて健康で美しい家庭を所有する家庭人が、この世界に溢れて、あらゆる分野の責任者となっていく。それが世界平和への最短の道であることを確信しています。だからこそ、家庭人の為の人間学、『家庭人学』を今、発信しています。 ブログでは音声配信の台本であるツイッターをまとめています。

より良き未来の状態を知る


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「より良き未来の状態」を知り、それを手に入れることに集中して生きれば、結果としてさまざまな自分の課題が解決されている(無くなっている)ということがある。今回の職場学習会ではそんな内容を心理学的に理解する良い機会となった。

問題を解決できたらあなたはどんなことをしたいですか?

私たちは誰かの悩み相談を受けるとき、なぜその問題が起こったのかという「原因」を知ることに話を持っていきやすい。それも当然大事なことではあるがもっと重要なことは未来に心を傾けること。「問題を解決できたらあなたはどんなことをしたいですか」と聞けば、問題を解決した後のことなどイメージしたこともなかったと皆言うだろう。問題・原因究明に集中することも大事だがそれ以上に「より良き未来の状態を知る」ことに焦点を合わせることがもっと有用である。これを専門的に言うと「解決志向ブリーフセラビー」と言う。その中には3つの哲学と4つの大前提という「ものの見方・考え方」がある。

◼3つの哲学

①うまくいってるなら、変えようとするな

②一度やってうまくいったら、またそれをせよ

③うまくいっていないなら、何か違うことをせよ

◼4つの大前提

①変化は絶えず起こっている。それは必然である。

▶「悩みは永遠には続かない」と言える。机などの物質も長い時間軸で見れば変化している。変わるのを邪魔してはいけない。変化しないのは、変化を妨げている大きな力があるからだ。言葉はウイルスである。変化は必然という発想を根拠に「あなたは変わりますよ」と伝える

②小さな変化は大きな変化を生み出す

さざ波現象▶小石でも池に投げれば輪が大きく拡がっていく。「歯ぎしりが治らない」▶夫婦のベッドの位置を変えさせると、歯ぎしりが治った➡小さな変化を提供し続けることが大きな変化につながる。

不登校の子供の変化を邪魔したのは援助者側の親や先生の「あなたはまだ行けない。何年もかかるよ」という「言葉」。変化を取り戻させたのはお父さんの胸の内にある「君はもう行ける」と真剣に伝えた「言葉」

③「解決」について知る方が問題と原因を把握するより有用である

④彼らは問題解決のためのリソース(資源)を持っており彼らは解決のエキスパート(専門家)である。▶その人のことはその人しかわからない。こちらからアドバイスをしてはいけない。「あなたがあなた自身の専門家ですからあなたのことを教えて下さい」となる。

まず私が変わる

講師が何度も強調していたのは「私がこれらを常に信じていられるか、発想の前提になっているか」ということ。以前私はリフォーム営業の仕事をしていた。「何かお家のお困りごとはありませんか?」という基本トーク。それは相手の問題、悩み事に焦点を当てている。「広いお風呂や綺麗なトイレがある生活はいかがですか?」と相手のより良い未来の状態を知るために話をしていけば、意識の高い人との出会いが多くなり、結果もより良くなった。

未来志向ではない「3世代志向」

解決志向は未来志向と似ているのかもしれないが、過去を振り返り整理する過去志向も大事だと思うし、現在に集中する現在志向も当然大事なことだろう。つまり全部重要(^-^; 祖父母は過去という時代を現し、親は現在、子供は未来という時代を現すと言われる。だからこの3世代間の関係性を良くしていくことが私が勝手にネーミングしたこの「3世代志向」を手に入れる秘訣と言える。「立体的志向」とも言えるかもしれない。