家庭人学

原理原則を実践するからこそ、強くて健康で美しい家庭を所有する家庭人が、この世界に溢れて、あらゆる分野の責任者となっていく。それが世界平和への最短の道であることを確信しています。だからこそ、家庭人の為の人間学、『家庭人学』を今、発信しています。 ブログでは音声配信の台本であるツイッターをまとめています。

今日1日を「いただきます」


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日本では、祈るように軽く両手の平を合わせて「いただきます」という。これは、「山」と「神様」に関係している。稲作農耕民族である日本人にとって、雨をもたらしてくれる山のてっぺんは、穀物の神である「山の神」が宿る神聖な場所。ご飯を盛りつけるときにも、器に山盛りにする。山のてっべん、頂上を「いただき=頂」というが、稲作の神様である山の神が宿る山のいただきと同じ形に盛られたご飯をいただくから、「いただきます」という。これは「いただき」を「ちょうだいします」と食事のたびに祈っていることになる。「いただき(頂)」の形のご飯を食べることで、山の神の力が体の中に入り、生命力を強くして、エネルギーを与えてくれると考えたとされている。

人生で言うと、私達は毎日まっさらな24時間を無条件に与えられている。そのいただいた1日をいかにデザインするか、盛り付けして食べるか(血肉化する)は私達にかかっている。まず今日という1日を「いただいた」ことに感謝することから始めようと思う。