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義務と責任

原理 人間学

人は誰でも幸せになりたい。そのためにも「自由」と「権利」を所有することは絶対条件である。この二つの言葉はあまり善いイメージがないかもしれない。完全な自由を得るためには責任を、完全な権利を得るためには義務を果たさねばならないからである、がその義務と責任を教えないばかりに個人の自由と権利ばかりを主張する世の中になってしまった。ちなみに自由の対義語は束縛(統制)であり、権利の対義語は義務である。「陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転ず」という言葉のように、完全な自由を得るためには全く対極である束縛を極める。完全な権利を得るためには全く対極な義務を極めることが重要である。陽と陰(光と影)といった全く異なる2つが一つになるところでこそ互いを本当の意味で知ることができる。互いの価値を発揮することができる。

私たち人間にも全く異なるところがある。心と体、そして男と女、である。それはつまり完全な自由を願う「心」と様々なルールに従って生きる(ねばならない)体、そして父親としての役割を持つ「男性」と、子を産み母親としての役割を持つ「女性」である。心は目に見えないが体は目に見えること自体すでに大きな違いである。私たちは、自分と対極の存在を嫌うところがあるが、実は私の中に全く異なる存在があり、関係し合って私たちが存在しているという原理があることを私たちは悟っていない。

昨今の世の中の風潮として「権利」を主張するが「義務と責任」を教えない。自分で決定・選択することを教えるが、人間としての正道を教えない。原理を教え、原理通りに生きる義務と責任を教育せねばならない。